北野神社

御祭神 菅原道真公(天神様) 残存する梅照院縁起に「開基の行春より数代後の住持玄鏡が、天和年間に手植の梅一株を北野天満宮に献じた」とあります。 当社は天満宮として天正・天和(十六世紀)の頃には新井の里の鎮守であったと思われます。豊かな水に恵まれた新井の村は、 妙正寺川の水害からの守護を天神様に祈り、すべての食物の御親である保食神に豊作を祈願しました。
天神様として祀られた菅原道真公は世に優れた学者であり右大臣にまで出世されたことから、後には学問の神として尊崇を集め、 学業成就・子の成育・家内安全・家門隆盛・事業繁栄・工事安全・交通安全・厄除など祈願する人が多くなりました。

境内社 稲荷神社

御祭神 倉稲魂命(うがのみたま) 稲のみたまの神で、豊穣・万民豊楽の神霊です。

境内社 大鳥神社

御祭神 日本武尊(やまとたけるのみこと) 諸国を平定した日本武尊は白い大鳥になって降り立った地に祀られました。これが堺市にある大鳥神社です。 鳥は取りに通じ、大鳥の熊手のような足で福運を掻き取るようにと、町の発展を願って御分霊を奉斎しました。 十一月の酉の市は賑わいを見せています。

撫で牛

撫で牛とは、自分の身体の病んだ部分や具合の悪い部分をなでたあと、その牛の身体の同じ箇所をなでると、悪いところが 牛に移って病気が治るという俗信であり、風習です。この信仰はまじないの手法のひとつである「撫物(なでもの)」に由来します。 撫で牛は、病気平癒のみならず、諸願成就にも効力があるとされ、開運を信じて常に牛の身体をなでていれば、出世はもとより、 万事願いがかない、みずから思いもよらない幸運に恵まれることさえあるといわれます。

※天神信仰と撫牛
牛は菅原道真公の「おつかい」と考えられています。 菅原道真公を祭神とする神社では牛が聖獣とされ、境内に臥(ふ)した牛の像が安置されていることが多いです。また撫で牛には 農耕神や雷神として祀られてきた天神が道真の御霊と結びつき、その一方で農耕のなかで大切にされ、天の祟りを祓う獣でもあった牛と 天神信仰とが結びついたことにより、牛が天神の使いと考えられるようになったものと考えられます。

力石(ちからいし)

十三個の大きな石は「力石」といって、昔、若者たちが力くらべに使ったものです。
今日とは違い、娯楽の少なかった時代には神社の祭礼は人々の最大の楽しみでした。
祭りの日、若者たちは大きな石を頭上に高くかかげて、その力を競い合い、持ち上げた石の重量や姓名を刻んで奉納したものです。 力石の行事は、娯楽の面だけではなく、その多くが神社の境内にあることからも、本来は神事儀礼であり、また重い石を持ち上げる ことにより一人前として社会に認められた当時の通過儀礼のひとつでもありました。